小学生を対象とした演劇を活用したシアターゲーム&ワークショップ「演劇であそぼ」が11月15日・16日・22日・23日に開催される。主催はNPO法人松本学童クラブの会(松本市入山辺)。
15日・16日の会場はまつもと市民芸術館(深志3)。15日は「芸術の秋だ!絵から飛び出す物語」と題して、進行役の俳優・下地尚子さんと一緒に絵本の挿絵や絵画から想像を膨らませる。16日は「演劇のヒミツは変・身・術!?」。インド舞踊家の横田ゆうわさんが進行役を務め、体と心を自由に動かしながら「さまざまなもの」になる体験を行う。
22日・23日の会場はあがたの森文化会館(県3)。22日は小学校高学年向けの「ないしょの失恋インタビュー」。俳優・成田明加さんが簡単な人形劇を用いて「大人の本当の気持ち」を聞いて、大人たちの失恋の記憶をよみがえらせる。23日は小学校低学年向けの「フシギな生きもの発見!」。辻内はるかさんがファシリテーターとなり、秋の風景や身の回りの生き物を探し、身体表現で想像の世界を自由に遊ぶ。
同NPO担当者は「演劇をするというよりは、いろいろな役を体験したり、なり切ったりすることで、『気持ち』を考える時間になる」と話す。
開催は2回目で、昨年は3日間で市内外から80人が参加したという。立ち上げから企画に携わっている下地さんは「子どもたちの想像力、瞬発力に驚いた。初対面の子ども同士でもすぐ仲良くなって遊んでくれた」と振り返る。「子どもたちは表現を通じて、新たな一面を見せてくれる。活発な子、大人しい子、どんな子でも楽しめるので気軽に参加してほしい」と呼びかける。
対象はいずれも小学生で、定員は各回30人。参加費は500円。動きやすい服装で、飲み物持参で参加する。申し込みはウェブで受け付ける。