ライブ&トークイベント「EVERGREEN CAMP」が11月9日、松本・信毎メディアガーデン(松本市中央2)1階ホールで行われる。主催は長野エフエム放送(本庄1)。
出演は今年本格始動したユニット「天々高々(てんてんたかたか)」。バンド「MOROHA」でMCアフロとして活動していたあふちゃんと、シンガー・ソングライターのヒグチアイとして活動するあいちゃんが、マイク2つとピアノでパフォーマンスを披露する。青木村出身のあふちゃん、幼い頃から高校生まで長野市で暮らしたというあいちゃんにとって、「地元長野」での初ワンマンライブとなる。
当日は演奏のほか、信州にまつわるキーワードについて語るトークタイムも設ける。MCを務めるFM長野の小林新さんは「2人はトークも面白いので、ライブと両方楽しんでほしい」と話す。
9月には、同局で2人のレギュラー番組「天々高々のお漬物ラジオ」が始まった。10月27日の放送では、長野で過ごした時代の思い出を振り返りながら、「松本は小学校の時にピアノ教室に通っていた思い出の町」(あいちゃん)、「新さんとのトークも楽しみ。キーワードも募集しているので聞きたいことを送ってほしい」(あふちゃん)と意気込みを話した。
同イベントは今回が2回目。昨年も信州にゆかりがある3組が出演した。特に県内アーティストに限定しているわけではないが、「地元FM局として応援したい」という思いが形になっているという。「音楽に『出身地』という情報は必要ないが、それでも信州にゆかりがあるという情報が加わることで、景色の見え方が変わり、解像度が上がる。それは『音楽の魔法』だと思うし、長野県のFM局らしさにもつながっている」と小林さん。
同局のキャッチフレーズは「EVERGREEN STATION」。「EVERGREEN」には「時代を超えても色あせない」という思いが込められている。小林さんは「ラジオでつながっているリスナーとアーティストの親近感を深めたい。アーティストのルーツ、原点のようなものをリアルに感じられる時間になれば」と話す。
14時30分開場、15時開演。料金は5,500円。チケットはウェブで取り扱う。