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「あづみ野ガラス工房」40周年記念展 改称・リニューアルの安曇野市美術館で

多彩な作品が並ぶ

多彩な作品が並ぶ

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 特別展「あづみ野ガラス工房40周年記念展」が現在、安曇野市美術館(安曇野市豊科、TEL 0263-73-5638)で開催されている。

館内の5つの展示室と廊下に作品を展示

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 複合施設「安曇野の里」(豊科南穂高)にある同工房は、多摩美術大学で素材としてガラスを学んだ若い作家が、卒業後に最長5年間在籍し、自己研さんを積みながら、安曇野に根差した作品制作を行っている。現在は4人が在籍し、これまでに48人が「卒房」した。同展では在学生のほか、卒房生、多摩美術大学の学生や教授など55人の作品、57点を展示する。

 館内の5つの展示室と廊下に、大小さまざまな器や、大型のオブジェ、本や写真などと組み合わせた作品が並ぶ。ホットワーク、コールドワーク、サンドブラストなど、用いている多彩な技法も紹介。同館学芸員の伊藤広美さんは「ガラスそのものの面白さ、表現の違いを楽しんでほしい」と話す。

 安曇野をイメージした白鳥をモチーフに、同工房と多摩美術大学が2月に共同制作した作品も展示。制作の様子を収めた写真や動画も用意する。

 同館は昨年6月から休館して大規模改修を行い、8月30日にリニューアルオープン。館内外の壁を塗り直し、空調機器や照明の刷新、出入り口の自動ドア化などを行った。4月には名称を豊科近代美術館から安曇野市美術館に変更した。伊藤さんは「動線も見直し、より快適に鑑賞できるようになったので、多くの人に足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は9時~17時。入館料は、大人=520円、大学・高校生=310円。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。10月5日まで。20日13時30分からは「リニューアルオープンシンポジウム」を行う。

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