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安曇野・穂高で「こどもほんや」 小学生が古本から選書・値付けをして販売

「こどもほんや」初回開催の様子(写真提供=バリューブックス)

「こどもほんや」初回開催の様子(写真提供=バリューブックス)

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 小学生が「本屋の店長」の体験をするイベント「こどもほんや」が8月9日・10日、「無印良品 ツルヤ安曇野穂高店」(安曇野市穂高、TEL 0263-88-6737)で開催される。主催はバリューブックス(上田市)と良品計画(東京都)。

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 各日8人の児童が、それぞれセレクトした本を販売する。参加する児童は、事前に店名や売り上げ目標などを含め「どんな本屋にしたいか」をしおりに記入して提出。当日は、無印良品のスタッフから、陳列の仕方や接客のこつを学び、あいさつの練習をする。その後、バリューブックスが用意した古本から販売したい本を選んで値段を付け、ポップや看板を作って準備する。

 「こどもほんや」の取り組みは当初、バリューブックスの社内プロジェクトとして企画。同社スタッフの声で、子どもの居場所づくりと地域とのつながりを目的に、2019年8月、同社の倉庫や運営する書店「本と茶 NABO」の駐車場を会場にして行った。

 3回目は今年6月、「無印良品 アリオ上田店」で開催。2020年から同社に届いた古本のうち、古紙回収に回すことになった本の中から選書して「MUJI BOOKS」で販売する「古紙になるはずだった本」プロジェクトを良品計画と共に進めていることが縁となった。バリューブックス広報担当の竹村奈々さんは「接客を含めた店づくりについて学ぶこともでき、本を通じた人とのつながりや働く楽しさをより深く感じる体験になった」と話す。

 多くの子どもたちに体験してもらいたいと、今回は夏休みに参加者を募って開催することを決めた。竹村さんは「当日は、子どもたちの工夫が詰まった本屋が並ぶ。初めて『店長』としてお客さまを迎える子どもたちの様子を楽しみにしてもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は、11時~12時、13時~14時(12時~13時はブックバス内で書籍を販売)。参加応募は「無印良品 ツルヤ安曇野穂高店」店頭と電話で先着順に受け付ける。

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