
屋台風韓国料理店「豚大門市場(トンデムンシジャン)松本花時計公園店」(松本市中央2、TEL 080-4179-0130)が2月1日、オープンした。運営は飲食店事業を手がける「GANSO」(渚2)。
都内を中心に展開する「豚大門市場」のフランチャイズ店で、県内では伊那に続いて2店舗目。店内は韓国屋台の雰囲気を演出し、カラフルなテーブルや椅子のほか、上部には看板を飾り、床には横断歩道のデザインを施す。店舗面積は約33坪。席数は78席。以前は美容室だった物件に出店した。
「サムギョプサル」は山形県産の庄内豚で、味は4種類。やわらかい豚の首周りの肉を使った「モクサル」のほか、野菜や薬味をセットにした「豚大門市場セット」や「デジモクサル&サムギョプサルセット」(以上2人前、3,500円)などを用意する。エビに豚バラ肉を巻いて溶けたチーズに絡める「エビロールサムギョプサル」(3,800円)や、「チーズタッカルビ」(2人前、3,000円)や「タッカンマリ」(半羽、2,500円)もある。
松本限定メニューとして、「豚大門山賊焼き」「きのこのチヂミ」(以上1,200円)、「野沢菜キムチ」(500円)も提供。社長の清宮寛久さんは「独自色も出したいと、土地ゆかりのメニューを提案したら、快諾してもらった。今後も増やしていければ」と話す。
清宮さんは川崎市出身。居酒屋チェーンに勤め、松本に異動になったことを機に移住し、2020年12月に同社を立ち上げた。現在は「元祖スタミナやきとり」(中央1)、「元祖 信州ひとくち餃子(ギョーザ)マルフク」(同)を経営する。
美容室だった物件は4年にわたり空いており、「いい場所だと思って、ずっと気になっていた」と振り返る清宮さん。「マルフク」のデザインを手がけたデザイナーが以前から「豚大門市場」のデザインを担当していたこともあり、「松本の『食の選択肢』を増やしたい」と出店を決めた。今月末に近くの松本パルコが閉店するが、「花時計公園は松本のシンボル的存在。この場所のにぎわいを絶やさないためにも、多くの人が集まり、楽しめる店にしたい」と意気込む。
営業時間は17時~24時。日曜定休。