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松本で「パルコの広告」展 松本パルコと市美術館、両会場で200点以上

松本パルコでは年代別にクリエーティブを振り返る

松本パルコでは年代別にクリエーティブを振り返る

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 「『パルコを広告する』 1969-2024 PARCO広告展」が現在、松本パルコ(松本市中央1)6階特設会場で開催されている。

トークイベントの様子

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 パルコが開業した1969(昭和44)年から半世紀を超える広告クリエーティブの歴史を紹介する。4つの年代をさかのぼる形で展示し、「アート(2000年代以降)」「渋谷(1990年代)」「広告(1980年代)」「予言(1970年代)」という年代ごとにキーワードを仮設的に設定。作品はエリアごとに2人のゲストキュレーターが対談形式で選定したといい、対談内容は映像で上映する。斉藤博一店長は「さかのぼっていくと難解さが増すが、インパクトは大きくなる。パルコの広告の原点を感じてもらえれば」と話す。

 同展は一昨年に渋谷パルコの開業50周年記念企画として開催し、広島、名古屋と巡回。松本パルコが2月末に閉店する前に、広告で歴史を振り返ってもらいたいと考え、企画した。松本パルコ開業時や、35周年など松本会場限定のポスター4点も展示する。

 25日には、コピーライターの渡辺潤平さんと市内出身のアートディレクター・映像作家の清水貴栄さんを招いてトークイベントを行った。清水さんは、松本パルコ35周年記念や閉店企画のクリエーティブ担当。「パルコに声をかけてもらったことがうれしくて、張り切り過ぎた」というエピソードを交えつつ、「見たことのないものを作るため、さまざまなことを試した」と振り返った。

 市美術館(中央4)の多目的ホールでもポスター展を開催。164点のポスターが、ホールの壁一面に並ぶ。斉藤さんは「各会場で見どころが違う。70年代、80年代には、まだ生まれていない若い世代にも見てもらい、アートややカルチャーへの関心を深めてもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。2月11日まで。市美術館のポスター展は2月9日まで。

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