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塩尻駅前にワインと料理と雑貨の店 地元の魅力発信する「小さな道の駅」に

壁には地元で活動するアーティストの作品も

壁には地元で活動するアーティストの作品も

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 カフェダイニング「ワインと料理と雑貨 hanare(はなれ)」(塩尻市大門八番町)がJR塩尻駅東口ロータリーの南側にオープンして1カ月がたった。

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 塩尻駅構内のカフェバー「アイマニSHIOJIRI」を経営する「HYAKUSHO」が12月14日に出店。昨年閉店したイタリア料理店を改装し、店内は青をキーカラーにモダンで落ち着いた雰囲気に仕上げた。店舗面積は約51坪。席数はテーブルとカウンター合わせて22席。

 市内を中心に県内のワイナリーから仕入れたワインと、地元産の食材を用いたイタリアンを提供する。グラスワイン(600円~)は5種類ほど、ボトルは3,000円代から。塩尻産のブドウサワーやクラフトサングリア(以上600円)などもある。

 「クリームチーズとフルーツのマリネ」(600円)、「生ハムサラダ」(800円)のアラカルトのほか、ピザやパスタも用意。ランチは2種類のパスタから1つ選び、サラダやバケット、スープ、ドリンクが付く「パスタランチ」(2,000円)のほか、今後は「ピザランチ」も始める予定だという。

 「小さな道の駅」をイメージし、物販にも注力。扱うのは、地元産の野菜や果物、加工品のほか、県内で手がけるテーブルプロダクトなども検討しているという。社長の田中暁さんは「信州で作られている優れたアイテムを紹介したい。いずれは自社ブランド商品も開発していければ」と話す。

 2022年6月にオープンした「アイマニSHIOJIRI」は店名の通り、電車待ちの合間など短時間の利用客が中心。「近くで食事できる場所やお土産を買える場所を聞かれることも多く、需要を感じていた」と振り返る。市商工会議所から空き店舗の活用を持ちかけられ、ゆっくり食事ができ、土産も買える店を始めることを決めた。「店が増えることで、駅利用者以外の客層も見込めると考えた。駅前に新たな人の流れを生み出すことで、にぎわいを創出したい」とも。

 今後はイベントをはじめ、店舗を利用したさまざまな企画も展開する予定。田中さんは「町の人にとって必要とされるものは何かを考え、試行錯誤しながら店を育てていきたい。塩尻駅前を、松本や諏訪など周辺からも『気になる場所』にしていければ」と意気込む。

 営業時間は11時~22時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。

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