「クラフトフェアまつもと」開催迫る-回遊バスを初運行、渋滞解消へ

パスポートと「工芸の五月」地図の入ったパンフレット。地図とパスポートを手に街を歩こう。

パスポートと「工芸の五月」地図の入ったパンフレット。地図とパスポートを手に街を歩こう。

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 「クラフトフェアまつもと2009」が5月30日・31日、あがたの森公園(松本市県3)で開催される。

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 現在開催中の月間イベント「工芸の五月」の締めくくりとなる同イベント。同公園の芝生の広場を囲むように、木工・陶磁・皮革・ガラス・染織・金属などの作品を展示・販売するブースが並び、園内のあがたの森文化会館ではガラスをテーマにした作品展や、世界の工芸の映画上映などが行われる。第1回(1985年)の開催では45組65人の参加だったが、応募者は年々増加。25回目となる今年は1,250組を越える応募の中から約260組が出展する。

 今年は初の試みとして会場付近の駐車場の利用を禁止し、周辺の車両進入規制を行い、来場者のために回遊バスを両日運行する。バスは、松本駅から会場の同公園をつなぐ直通の路線と、駅と会場と松本城をつなぐ路線を各10~15分間隔で、会場と松本民芸館(里山辺)、美ヶ原温泉をつなぐ路線を30分間隔で運行する。

 回遊バス運行の目的は、付近の交通渋滞の解消と、「工芸の五月」参加施設の利用者増加。特に近年のフェア当日の渋滞は深刻で、実行委員会の「悩みの種」だった。

 同委員会では回遊バスが乗り放題になるパスポートを現在販売している。特典として市立博物館、松本民芸館、市美術館、はかり資料館、松本城の入場料を割り引くほか、フェア両日は先着1,000人に「フェア25周年記念バッジ」を進呈する。

 「交通対策を行うために協賛金をお願いしたいというのがパスポートの目的」と同委員会。「皆さまのご理解をいただき、今後もここ松本・あがたの森でのクラフトフェアを続けていくことができますように。ワンコインの協賛、そして何より、地域の方々への感謝とマナーの行動をお願いしたい」と呼びかけている。

 開催時間は30日=11時~17時、31日=9時~17時。入場無料。パスポートは500円。松電バスターミナル、松本駅MIDORI・1階城下町市場、「工芸の五月」参加ギャラリーなどで販売している。

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