松本市の商店街映画祭実行委員会では「ALWAYS松本の夕日」と題して2008年3月に開かれる短編映画祭への参加作品を募集している。
この映画祭は松本市内のインテリアデザイナーや商店主が、中心市街地の商業活性化と文化的芸術の要素を含んだイベントを目指して開催するもの。全国で開催される映画祭とは異なり、指定する「商店街」をテーマにした短編映画をコンテスト形式で募集する。
実行委員長の河西徳浩さんは「松本は何人もの映画監督を輩出して、市街地には多くの映画館があった。それが時代の流れか、一つ、また一つと閉館していってしまった。しかし市民の心の中にある映画文化を大切にしたい」と話す。
応募作品には10分以内の短編映画部門、15秒または30秒の商店街PR部門、携帯電話の動画撮影機能を使用したモバイル映画部門があり、市内の「なわて通り」と「中町通り」での撮影が条件となる。
松本市出身の「ALWAYS三丁目の夕日」山崎貴監督も特別審査員として参加。「山崎監督の『三丁目の夕日』のように、商店街の人々の人間性や人情を表現してもらえれば」「地元の人だけでなく多くの人に、撮るとき、映画祭を見るとき、そしてその映画を見たあとに松本を訪れてほしい」と河西さん。
映画祭への参加申込は2008年2月10日まで。作品の応募には1作品につき出品料1,000円が必要。入選作品は2008年3月30日に行われる上映・授賞式のほか、映画祭のホームページでも公開される。