インターネットポータルサイト「goo」の地域特集に「秋の信州・松本特集」が掲載されている。
特集サイトでは「紅葉」「そば」「温泉」といったカテゴリーごとに、写真を豊富に使って市内の情報を一覧できるように提供。上高地、美ヶ原高原などの山間部から松本城周辺の紅葉情報や、各地の「新そば祭り」を紹介している。また「城下町を歩く」「名場面へいこう」「松本のたから」という3つの特集を組み、「まつもと城下町湧水郡」や、ドラマ・映画のロケ地情報も掲載。
松本市が「goo」を運営するNTTレゾナント(東京都千代田区)と連携して企画。同市では昨年から総務省の地域ICT(情報通信技術)利用活用モデル構築事業を行っている。「観光振興や地域活性化のためには、市のホームページ以外でもPRすることが必要」と市情報政策課。今年に入り「松本ロケーションガイド」「松本のたから」などのホームページを立ち上げて積極的に情報を配信しており、同企画もその一環となる。
「大手のポータルサイトにはPR力があり、地域市民が取材して情報を配信しているサイトには掘り下げた情報がある。その間に入って、仲介役のような役割ができれば」(同課)。同企画には「新まつもと物語」「松本ロケーションガイド」「松本のたから」などの地元情報サイトが情報を提供している。特集ページだけで終わるのではなく、見ている人が詳しい情報にもたどり着けるように、リンクなどにも工夫を凝らしたページ作りを意識した。
10月1日に掲載を開始。電話での問い合わせはあるが、詳しい反響については今後、統計をとるという。「反響を見て、より多くの人によりよいかたちで松本の情報を提供できるよう、今後の展開を考えていきたい」(同)。
11月末までは、「goo地域」の「最新の地域特集」としてバナーなどが掲載される予定。