「ザガットサーベイ長野版」が投票受け付け-飲食店と宿泊施設対象に

2009年3月創刊予定の「ザガットサーベイ長野版」イメージ

2009年3月創刊予定の「ザガットサーベイ長野版」イメージ

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 消費者投票による世界的な評価ガイド「ZAGAT SURVEY(ザガットサーベイ)」の長野版が2009年3月創刊されることになり、現在、専用サイトで投票を受け付けている。

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 「アメリカ版ミシュラン」とも呼ばれている「ザガットサーベイ」は1979年にアメリカ・ニューヨークで誕生。実際に施設を利用した消費者のアンケートを統計処理して評価を掲載するため「最も信頼性の高いレジャーガイド」として知られ、全米を中心に、ロンドン、パリ、トロント、北京など世界88都市をカバーしている。

 日本語版の発行元CHINTAI(東京都港区)では、1999年に「東京のレストラン」、「大阪・神戸・京都のレストラン」を刊行。今回の長野版は大都市圏以外では初となる。大きな特徴として、これまでの2冊は評価対象がレストランのみだったが、長野版では宿泊施設も掲載する。

 長野版の発行は、観光振興を目指す県や県経営者協会が同社に呼びかけたことがきっかけ。「観光旅行者が年々減少する中で、旅行者の満足度の向上を考えたときに、質の高い情報を提供する必要性を感じた」と県の観光部観光企画課は話す。

 投票は誰でも参加することができる。インターネットの投票サイト上に掲載されているリストから実際に利用した施設を選択し、項目ごとに0~3点の4段階評価で投票を行う。対象は県内の主要レストランと宿泊施設。現在、レストランは約360軒、宿泊施設は約150軒がリストアップされており、リストにない施設については参加者が追加登録することが可能。評価とともにコメントを入力することもできる。「コメントが本に載る可能性が高いので、それを狙ってちょっと気の利いたものを書いてもらえれば」(県同課担当者)とも。

 投票がパソコンからのみであることや、入力項目が少し多めということもあり、投票数が若干伸び悩んでいるという。「登録画面が米国式ということでちょっと戸惑う人もいるかもしれないが…メンバー登録も無料で、投票に参加してくれた皆さんに長野版を1冊プレゼントするので、県内外問わず、ぜひ参加してほしい」(同)と、締め切りまでに1万人の参加を目指す。

 投票は11月2日まで受け付ける。

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