長野県内外の工芸作家約60人が作品制作の実演とワークショップなどを行う野外展示イベント「クラフトピクニック」が10月20日・21日、松本あがたの森公園(松本市県3)で開催された。主催はNPO法人松本クラフト推進会(県1、TEL 0263-34-6557)で、開催は今年で6回目。
会場となった同園しばふの広場では、木工、陶芸、染色、織物などの実演や販売、ワークショップを開いた。来場者は青空の下、足踏み式の人力木工ろくろで削って成形する指輪作りや、スピンドルを使った糸紡ぎなどの体験を工芸作家と一緒に行った。
同団体では、毎年5月に作品発表と販売とをメーンとした野外イベント「クラフトフェア」も行っている。どちらのイベントも手仕事の面白さや工芸作家の活動を広く知ってもらうのが狙いで、「人と人、作り手と使い手の関係を大切にしたい」と、事務局長の谷口泉さんは話す。