松本の観光について考えるワークショップ「みんなのまつもと物語」が1月25日、松本市市民活動サポートセンター(松本市大手3)で行われた。
「松本の観光」について考える3回連続ワークショップ。市公式観光情報ポータルサイト「新まつもと物語」のリニューアルに伴い、観光客のニーズや地域の人々が伝えたいことについて話し合う。主催は新まつもと物語プロジェクト、市観光温泉課、同サポートセンター。
当日は、市職員や商店主、学生、ボランティアなどで活動する人など約60人が参加。初回のテーマ「『松本らしさ』とは何か 松本のキャッチコピーを考えよう」について、7つのグループに分かれてディスカッションを行った。
自己紹介の後、それぞれが思う「松本らしさ」をキーワードとして出し合い、分野ごとにまとめていく。「自然」「歴史・城」「水」「人柄」など、各グループ似たような言葉が並んだが、模造紙の上に貼られた付箋を眺めながら会話を重ねていくうちに、グループのカラーが出たキャッチコピーがまとまっていった。
その後、グループごとに発表すると、松本を色で例えたり、「アルプスに抱かれる」をテーマにしたロゴを作ったり、ダジャレでまとめたりと、多様なアイデアが生まれた。同プロジェクト代表の林勇次さんは「感じていることは同じでも、表現の仕方で違いが出る。『届く言葉』にするためにどうすればいいのか、ヒントがたくさんあった」と話し、「松本にはさまざまな思いを持って活動している人がいっぱいいる。その思いがうねりになれば」と期待を寄せた。
「短い時間でこれだけ多彩なものができたのは素晴らしい」とコーディネーターを務めた同プロジェクトの山本桂子さん。「今日の活動をベースにあと2回、アイデアを生み出していければ。より多くの人に参加してほしい」と呼び掛ける。
今後は、同30日=「松本のインバウンドについて考えてみよう」、2月8日=「『新まつもと物語』のコンテンツを考えてみよう」をテーマに開催する。いずれも、開催時間は18時30分~21時、参加無料。申し込みは同プロジェクトまたは同サポートセンター(TEL 0263-88-2988)まで。