松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、台所雑貨を集めた企画展「台所展6」が開催されている。
出展は大曽根俊輔さん、acts cobo(以上木工)、こいけちえさん(陶器)、ようさん工房、vapor trail(以上、布もの)、松野屋(生活雑貨)、Little Booksellers(本)、ninjinsan(古道具)など。同ギャラリーで用意した台所雑貨も合わせ、約300点を展示する。
昨年8月に京都から松本に移住した大曽根さんは初めての参加。実物大サイズの木彫りのパンは、食パン、あんパン、カンパーニュなど多彩に展開する。彫刻用のみで削り、オイルパステルで色を付けてみつろうで仕上げ、本物のパンのような質感を生み出している。「硬さや木目の入り方で、削りやすさも異なる。3斤分の食パンは、1週間ほどかけて作り上げた」と大曽根さん。小さいサイズのブローチや、平らな面に浮き出すように彫り上げたレリーフの作品も。
acts coboのカトラリーはさまざまなタイプを用意。カバの木のコーヒーメジャーは使うほどつやが出る。同店でも使用し、使い込んだものは味わいのある色に。「実際に使っていただいているのを見るとうれしい」とacts coboの阿久津正直さん。
こいけさんは、しま模様が特徴的な耐熱ボウルや、グラタン皿など、レンジ・オーブン可の陶器を出品。ようさん工房のエプロンは、「台所だけではなく、そのまま外に着ていける」と同ギャラリーの熊谷幸枝さん。ほかに、缶切りやはかり、おろし金、計量カップ、ゼリー型やクッキー型などの調理器具や、さまざまな形・サイズのかご類も並ぶ。「台所にあるとちょっとうれしいものや、これを使って何か作ってみたいというものもあるはず。楽しんで見てもらえれば」
価格は、木彫りパンブローチ=2,160円~、木彫りパン=3万2,400円~、コーヒーメジャー=2,000円、耐熱ボウル=1,200円~、エプロン=4,000円~など。営業時間は11時~20時。火曜、第1・第3月曜定休。2月28日まで。