![声をそろえて誓いの言葉を唱える新郎新婦](https://images.keizai.biz/matsumoto_keizai/headline/1214813520_photo.jpg)
松本市の総合球技場アルウィン(松本市神林)で6月29日、人前結婚式が挙げられた。同競技場での結婚式は今回が初めて。
行われたのは、松本山雅F.C.の熱狂的サポーターである新郎の梶賢一さん(34)とスポーツ観戦が趣味の新婦、里香さん(28)の結婚式。同球技場に山雅の試合観戦に行ったことがきっかけで交際が始まったため、アルウィンスポーツプロジェクトから「アルウィンウエディング」を提案。山雅オフィシャルスポンサーでもある地元プロデュース会社、アステップ信州の協力を得て実現した。
ピッチで挙式を行う予定だったが、あいにくの悪天候となってしまったため、スタンドに式場を移した。大型電光掲示板に新郎新婦の写真が映り、2人のプロフィールなどがアナウンスされた後、山雅のフラッグを掲げたエスコートキッズを先頭に、新郎新婦が入場。「互いを信頼し、明るい家庭を築くことを誓います」と、観衆を前に誓いの言葉を唱え、結婚誓約書の代わりに用意されたサッカーボールにサインした。当日は山雅のホームゲームがあったため、集まった観衆と、山雅の選手たちから祝福の拍手を浴びた。
指輪を交換し、誓いのキスを行った後、山雅サポーター「ウルトラス」から「結婚おめでとう」の横断幕と、「2人の幸せをおれたちは信じてる」のコールがアルウィンに響き渡った。突然のプレゼントに新郎新婦は驚きながらも、「コールは知らなかったので、とてもうれしかったし、泣きそうになった」(里香さん)と満面の笑みを見せた。
挙式後には、友人たちからの寄せ書きと、山雅カラーの白と緑のミサンガのプレゼントがあり、またもサプライズ。「とても記念になった。本当にうれしい」と賢一さん。「初めての2人の共同作業」として、その後行われた山雅のゲームで始球式も行った。
現在2人は、木曽路にある奈良井宿で、古民家を改築した「Cafe 風花」を営んでいる。「仕事の都合でなかなか山雅の試合を見に行くことができないので、早く(平日に試合をする)J2に上がってほしい」(賢一さん)と、熱狂的サポーターらしく、今後の山雅の活躍へ期待を寄せるメッセージを残した。
愛を誓ったウエディングボールと新郎新婦(関連画像)ウエディングボールには、誓いの言葉と2人のサインが(関連画像)突然のサプライズプレゼントは、仲間からの寄せ書きと山雅カラーのミサンガ(関連画像)松本山雅フットボールクラブULTORAS MATSUMOTO(松本山雅F.C.サポーターホームページ)Cafe 風花「松本山雅」カラーの自販機設置-売り上げの一部がチーム強化費に(松本経済新聞)みなとみらいでマリノスコラボ結婚式-選手のメッセージ映像など(ヨコハマ経済新聞)