松本市のウェブ制作会社「タナカラ」(松本市中央3、TEL 0263-31-8121)が、県内の山小屋の情報を配信するスマートフォン向けアプリ「信州山小屋NOW!」をリリースした。
同アプリは県内70軒以上の山小屋の位置情報を、北アルプス、中央アルプス・木曽、南アルプス・八ヶ岳とエリアを3つに分けて掲載。ブログなどを使って情報発信している山小屋のRSSを読み込むことで、「山小屋の今」の情報も見られるようにした。「ブログをやっているところは半分程度だが、今後、情報発信するところが増えてさらに充実させることができれば」と同社社長・中村佳史さん。
県は昨年、「貴重な財産である『信州の山』に感謝し、山を守り、育て、生かしながら次世代に引き継いでいく」ことを目的に、7月の第4日曜日を「信州山の日」と制定。今月15日からは、「信州山の月間」がスタートし、全5回の講座から成る「信州山の日」学校や、フォーラム、シンポジウムなど多彩なイベントを展開している。
山小屋のホームページや、山に関わる人たちのインタビューコンテンツなどを手掛ける同社。「登山や山歩きに役立ててもらえればと考えた」と中村さん。「普段、あまり山に行かない人にも、山小屋のことや山の様子を知ってもらうことで、興味を持ってもらえれば」と話す。
Android版、iOS版を用意。Google Play、App Storeからダウンロードできる。利用無料。