松本市のギャラリーカフェ「Gargas（ガルガ）」（松本市深志3、TEL 0263-39-5556）で現在、台所雑貨を集めた企画展「台所展5」が開催されている。

調理用品や雑貨、本なども

　出展は田路恭子さん（木工）、ようさん工房、vapor trail（以上、布もの）、松野屋（生活雑貨）、Little Booksellers（本）など。同ギャラリーで用意した台所雑貨も合わせて約200点を展示する。ピーラー、おたま、あく取り、計量スプーン、鬼おろしなどの調理用品は、東京・かっぱ橋道具街で見つけたものもあるという。「木、竹、麻など使い込んでいくと味が出る自然素材のものを選んだ」と同ギャラリーの熊谷幸枝さん。

　初の参加となる「Little Booksellers」は「食」にまつわる本をセレクト。料理本をはじめ、エッセーや図鑑、絵本などが並ぶ。「少し渋めのチョイスで面白い。本を扱ったのは初めてだが、くつろげる、おうちの感じが出たと思う」と熊谷さん。

　「ようさん工房」の百瀬陽子さんは、さまざまなタイプのエプロンやマリメッコのデッドストックの生地を使用した鍋つかみなどを制作。「vapor trail」の河西美和さんはリバーシブルのカフェエプロンやチェック柄のアームカバー、湯飲みやマグカップの形をしたコースターなどを用意する。田路さんが一つずつ小刀で削って作ったカトラリーは、ブナやクルミなど素材も多様。スプーンやマドラー、バターナイフのほか、小さいサイズの「塩さじ」なども。

　タイすきで使われる真ちゅうの網じゃくしや、モロッコのマルシェショルダーなど、海外の雑貨も用意。カゴ類も国内外問わず、さまざまな形・サイズのものが並ぶ。

　「台所の道具は安く買うこともできるが、手に取ると自然素材ならではの良さを感じられる」と熊谷さん。既に家で使っているが新たに買い求めるという人も多いという。「定番もちょっと面白いものもあるので、ぜひ足を運んでもらえれば」とも。

　価格は、エプロン＝3,000円～、鍋つかみ＝1,300円～、カトラリー＝700円～、マルシェショルダー＝4,644円など。営業時間は11時～20時。火曜、第1・第3月曜定休。2月1日まで。