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松本・西堀通りにパン店「サパンジ」-石臼びき粉使うハード系パンなど40種類

パンが並ぶ店内

パンが並ぶ店内

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 松本・西堀通りに10月7日、パン店「サパンジ」(松本市大手2、TEL 0263-87-6002)がオープンした。

石臼びき粉を使ったバゲット

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 店舗面積は約7坪。白を基調に、什器などに木を使った店内には工芸の街らしく、金属や陶のオブジェを飾る。京都のパン店に10年勤めた白澤渉さんが妻・佳代さんと開業。「毎日おいしいパンを食べてほしい」という思いから、「日常茶飯事」の「飯」を「パン」に置き換えて店名を付けたという。

 パンは通常40種類ほどを並べる。バゲット(280円)やリュスティック(160円)などのハード系パンをメーンに、食パン(260円)やバターロール(70円)などのソフト系パンから、あんぱん(160円)やデニッシュ(210円~)などの菓子パン、「ウィンナーフランス」(190円)や「サーモンのカスクート」(330円)などの総菜パンまで幅広く用意する。

 同店一押しのバゲットやリュスティックは石臼びき粉を使い、少ないイーストで一晩かけてじっくり発酵させ、食感や味わいにこだわったという。「中はもちっと、外はバリっと。まずは一度食べてほしい」と渉さん。クロワッサン(150円)は生地の層を少なくすることで、ザクザクした食感を高めた。そのほか「あんバターフランス」(170円)や「サパンジのカレーパン」(185円)などの具材は同店で仕込んでいる。

 渉さんは松本出身。学生時代を過ごした京都で個性豊かなパン店や数多くのパンと出合い、大手パン店「ポンパドウル」に就職した。「パンにはたくさんの種類がある。特にハード系のおいしいパンの存在を地元の人たちに知ってほしかった」と渉さん。「接客が得意な妻が、お客さんとの会話から得られたヒントを教えてくれる。現状に満足せずに、もっとおいしいパンを作りたい」とも。

 営業時間は8時~18時。月曜定休。

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