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大町で「原始感覚美術祭2014」-作家66組が室内外で展示・イベント

キム・ヨンミンさんによる「水玉の庭」

キム・ヨンミンさんによる「水玉の庭」

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 大町市の木崎湖畔周辺をメーン会場に現在、アートイベント「信濃の国 原始感覚美術祭2014」が開催されている。

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 今年で5回目となる同祭。木崎湖畔や大町市街地などを会場に、公募で選ばれた19組を含めた国内外の作家66組が展示やイベントを行う。今年のテーマは「水のうたがき」。「うたがき」は古代男女が歌の読み合いをした出会いの場という意味で、作家が滞在して制作した「もの」としての空間を舞台に、パフォーマンスという「こと」を行うという、「もの」と「こと」が出合うという思いを込めている。

 公募作家で参加する彫刻家のティモシー・エドモンズさんはノルウェーから来日。6月から滞在制作を行った。トーテムポールのような「水の精霊の目覚め Water Sprits Awakening」は地元の木材を使った作品で、海ノ口田んぼと岬に展示。同会場ではほかに、同祭アートディレクターを務める杉原信幸さんが制作したストーンサークルと開墾した畑「海ノ口レイクヘンジ-畑」や、船川翔司さんの無人販売所「活(い)き野菜」も見ることができる。

 多彩なイベントも展開。耳の社の森では、「兵藤友彦演劇公演ワークショップ」(8月21日・22日)、「南シベリアの唄ホーメイ~体験ワークショップ~」(同23日)、「巻上公一ライブ」(同30日)を開催。9月7日・8日はクロージングイベントとして、信濃公堂で関野吉晴さんと佐伯剛さんによる対談、海ノ口上諏訪神社で北裕美さんと鈴木昭男さんによるダンスと音楽「みのくち」などが行われる。

 「回を重ねるにつれ、作品もイベントも質が高くなってきている」と同祭実行委員会担当者。「パスポートを利用して、ぜひ多くの会場を回ってもらえれば」と呼び掛ける。

 開催は9月7日まで。専用パスポートは1,000円、1会場入場料は400円。詳細はホームページで確認できる。問い合わせは同実行委員会事務局(西丸震哉記念館内、TEL 0261-22-1436)まで。

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