今井印刷(松本市横田3、TEL 0263-33-9540)は、箱を開けるとSLの汽笛と音楽が鳴る駅弁「すき焼きランチSL弁当」のパッケージを企画・開発した。
この駅弁パッケージは、JR東日本が4月から行っている「山梨デスティネーションキャンペーン」でのSL運行に合わせ、駅弁製造販売の「丸政(まるまさ)」(山梨県北杜市)から昨年末に依頼を受けて開発したもの。同社の営業部長、大野晴隆さんの「子どもに喜んでもらえる、インパクトのあるものを作りたい」という思いが、「音」の出るパッケージの考案につながった。
SLを模した駅弁の箱を開けると、光センサーが反応してSLの汽笛が鳴り、童謡「汽車ポッポ」が20秒ほど流れる。音の出る部品の開発には2カ月をかけ、サンプル部品では音が小さかったためにスピーカーを大きく作り変えるなどして「最終的に完成したのは3月25日。4月1日からの販売になんとか間に合った」(大野さん)。パッケージに描かれているSLも、実際に運行されるSLのほか、公園などに展示されている同型のSLを何台も撮影し、デザインしたという。
6月末までのキャンペーン期間に計5,000食の販売を予定しており、平日50食、休日100食の限定で、ほぼ毎日完売となっている。丸政の名取政仁社長は「今回のSL弁当は6月までだが、今後もキャンペーンなどがあればぜひ同様のものを出したい」と話す。
販売場所はJR東日本 中央本線小淵沢駅(山梨県北杜市)改札隣と駅構内の売店のみ。5月24日にJR東日本篠ノ井線姨捨(おばすて)駅(長野県千曲市)で行われるイベントでも販売を予定している。
(※5月24日に予定していたイベントでの販売は中止となりました)
丸政(ページ内にメロディー動画も)羽田空港で「春の空弁まつり」-3店舗で11種類を販売(羽田経済新聞)中延商店街で「駅弁大会」-全国の有名駅弁26種類が出そろう(品川経済新聞)横浜駅西口で「記念・限定」駅弁フェア-復刻版シウマイ弁当など(ヨコハマ経済新聞)