松本・こまくさ道路沿いの女鳥羽橋近くに多国籍料理&カフェ「BOOZE&FOODS」(松本市中央1、TEL 0263-87-5978)がオープンして1カ月半が過ぎた。
店舗面積は約16坪、席数はテーブル・カウンター合わせて23席。窓際にはゆったりくつろげるつり椅子の席も用意する。神奈川の飲食店で働いていた千葉如陽さんと上野弘祐さんが開業。千葉さんは世界10カ国以上、上野さんは30カ国以上を旅行した経験を生かして、イタリアンをベースにした多国籍料理を展開する。「旅行先で出合ったおいしい料理を、日本人に口にも合うように若干アレンジしている」と千葉さん。
ヒヨコ豆をすりつぶした中東料理の「フムス(バゲット付き)」(450円)や、豆と塩漬け肉、ベーコン、チョリソーを煮込んだブラジル料理「フェイジョアーダ」(800円)のほか、パスタやフォー、タコス、タンドリーチキンなどさまざまな国の料理を提供する。ランチタイムは、スペインの野菜スープ「コシード」(820円、パン・サラダ・冷菜付き)やインドネシアの焼き飯「ナシゴレン」(750円、サラダ付き)などを用意。ドリンクメニューはノンアルコールから、ビール、ワイン、焼酎、日本酒まで取りそろえる。
「国内を旅する中で地方の良さを感じていた」と千葉さん。自身の店を構えるなら、首都圏以外がいいと考えていたという。千葉さんは茨城県、上野さんは宮崎県出身。「縁もゆかりもなかったが…街の雰囲気が良くて、住んでいる人たちも優しい」と松本での開業を決意。一昨年の秋ごろから月1回のペースで訪れ物件を探し、スタッフの白ヶ澤香さんと共に3人で松本に移住した。
「行ったことない街や食べたことない料理、旅行の楽しさに興味を持つきっかけになれば」と千葉さん。「知りたい国の情報はもちろん、知らない国の話を聞くのも面白いはず。気軽に足を運んでもらえれば」とも。
営業時間は11時30分~24時。火曜定休。