おいしい信州ふーど(風土)松本地域活動協議会は現在、県営松本空港(松本市)で、福岡便で到着した来街客に、県産のブドウをプレゼントするキャンペーンを行っている。
県では、信州の高いローカル価値に根差した食べ物を「おいしい信州ふーど(風土)」としてブランド化し、普及と認知度向上に取り組んでいる。同キャンペーンは、県や松本地方の8市村、JAなどで構成する同協議会が初めて企画。松本市里山辺、塩尻市桔梗ケ原、生坂村山清路など松本地域のブドウ産地と、近年生産が盛んになっている種なしで皮ごと食べられるブドウのPRを行う。
初日の9月17日には、浅間温泉、美ヶ原温泉、信州あづみ野穂高温泉の各旅館組合から、4人のおかみと関係者合わせて11人が参加。種なしで皮ごと食べられるナガノパープル、シャインマスカット、黄華のうち2種類を詰め合わせたものを配布した。最初はぎこちなさも見られたが、徐々に慣れ、「信州のブドウです」と声を掛けながら、到着した人たちに手渡した。「ブドウがすごく好きなので」と、手にして喜ぶ親子連れの姿も。県観光PRキャラクターのアルクマも駆け付け、写真撮影に応じるなど広報活動に一役買っていた。
「皆さん笑顔で応じていただいた。おいしく召し上がっていただければ」と事務局の県松本地方事務所農政課・西沢昌信課長補佐。「期間中、より多くの方にPRしていきたい」と話す。
今月27日までの平日、福岡便到着時に配布を行う。今後は、松本大学の学生なども参加する予定。