松本市の女鳥羽川沿いに3月29日、洋食店「ラガーアリス」（松本市中央2、TEL 0263-33-2977）がオープンした。場所はハンバーグ専門店として親しまれていた「ばくばく亭」跡地。

　同店は元町店に続き2店舗目。店舗面積は約20坪で、席数はカウンター、テーブル、小上がり席を合わせて20席。

　代表の渡邉剛さんが「静かな所で店を構えたい」と長野県北安曇郡松川村で開店したのは今から約10年前。その後、市内のはしご横丁に店を出し、そこから元町に移転したのが2006年。今回の出店は「松本へ来たときに、なわて通りや女鳥羽川沿いを歩いて、この街並みがとても気に入った」という場所で、念願がかなった形になる。

　元町店は22種類のオムライスをそろえる「オムライス専門店」だが、新店はオムライス以外にも、ロールキャベツ（単品800円、セット980円）やハンバーグカレー（950円）など洋食メニューを主力に据えた。オムライスの中でも看板メニューの明太子オムライス（1,000円）は明太子とマヨネーズが入ったオムレツの中にスプーンを入れると、卵の黄色、明太子のピンク、マヨネーズの白が目にも鮮やか。「明太子オムライスは松川村時代に試行錯誤して生まれた」（渡邊さん）ものだという。

　はしご横丁のころから常連のお客さんも多いという同店。渡邉さんは「一皿でも栄養バランスが偏らないように主に地元でとれた野菜をたっぷり使って、肉ばかりではなく野菜も食べられるように考えた」と話す。

　営業時間は11時～15時、17時～22時。火曜定休。

看板メニューの「明太子オムライス」（関連画像）松本で人気のハンバーグ店「ばくばく亭」、沖縄へ－長年の夢叶え（松本経済新聞）