![「中町グルメガイド」(左が英語版、右が日本語版)](https://images.keizai.biz/matsumoto_keizai/headline/1360915083_photo.jpg)
松本の中町商店街を外国人観光客にもPRしようと、同振興組合が「中町グルメガイド」を作成、配布を開始した。
そば店、和食、洋食、中華、バーなど飲食店32店舗を紹介。「お通し」や「蔵」「居酒屋」など、外国人にとってあまりなじみがないものについての説明なども付ける。
「2~3年ほど前から、外国人観光客が増えてきたと感じるようになった」と同組合理事長の水城利真さん。東日本大震災後はいったん減少したが、最近は客足が回復してきたという。同商店街では、昨年7月に「なかまち活性化会議」を発足、物販・飲食店がそれぞれアイデアを出し合い、街の活性化に取り組んでいる。「以前から、外国人向けガイドマップの話はあったが実現できずにいた」と水城さん。「物販に比べて飲食店は、外国人にとっては入りづらい。何か手掛かりになるようなものを作ろうと考えた」
英語版3000部と、日本語版も5000部製作した。「日本人観光客や、地元の人たちにとっても足を運ぶきっかけになれば」と水城さん。「まずは活性化の第一歩。今後もさまざまな活動をしていきたい」と話す。
A3判の両面6つ折りフルカラーで、中に地図を折り込む。市内宿泊施設、飲食店、観光協会などで配布している。