昨年5月1日の市制施行記念日から松本市内各所で行われてきた市制施行100周年記念事業が、3月29日にまつもと市民芸術館で行われた「グランドフィナーレ」をもって締めくくられた。
松本が市制を施行した1907年から100年目となる2007年度を同記念事業期間として設定。「市民総参加」「市民が主役」のコンセプトの下、「輝くひと きらめく未来 100彩 まつもと」をテーマに松本市全域を展示場と位置づけて313のさまざまなイベントをくり広げてきた。
美ヶ原・上高地の開山祭や松本ぼんぼんなどの夏祭り、松本城で行われたそば祭りや氷彫フェスタなどの恒例イベントのほかに、市民が企画、提案した映画祭や写真展、3on3の大会なども記念事業連携イベントとなった。
松本市の記念事業実行委員会では「年間を通して行われた事業から芽生えた、『地域力』や『市民力』が、新たな100年に向けて育まれていってくれれば。盛り上がった市民のパワーは、きっと松本市の今後の発展に生かされると思う」と話す。
一般公募で決定した記念事業のマスコットキャラクター「アルプちゃん」は当初、事業期間終了後「北アルプスに帰る」予定だったが、引退を惜しむ声が多く、その後も継続して松本市のマスコットキャラクターとして活躍することになった。
100彩ねっと まつもと
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