長野県内の蔵元と酒販店でつくる「信州醸熱和酒(じょうねつわしゅ)の会」は現在、9月15日に県内各地で同時刻に地酒で乾杯するイベント「信州地酒で同時カンパイ(乾盃)FES 2012」の参加登録店、一般登録者を募集している。
イベントをきっかけに、地酒の良さや人とのつながりを再認識して楽しんでもらうことを目的に企画。当日19時に県内各地の飲食店や一般家庭で、一斉に地酒で乾杯する。
登録店は、飲食店のほか、宿泊施設や蔵元、酒造所なども可能。一般登録は、家族、グループ、事務所などを対象にする。当日はユーストリームで生中継も行う。「時報や生中継に合わせて一緒に乾杯ができる場所なら、どこでも大丈夫」と、南佐久郡小海町で酒販店「清水屋」を営む同会会長の小山英浩さん。
当日は乾杯の後に、同会が参加登録店に人数を確認、一般登録者数と合わせて集計し、21時ごろに公式ブログ上で参加人数を発表する。今回は「東北信VS中南信、1万人で信州ダービー」と銘打ち、県内を2地域に分けて集計。参加者が多かった地域の方から来年の同イベントの集計会場を決定する。参加店全店にノベルティも配布し、一般登録者には、参加人数の多かった地域から抽選で賞品を進呈する。
開催は3回目。昨年の参加人数は1万868人を数え、目標に掲げた1万人を達成した。現在、昨年同様のペースで申し込みがあるという。「『そろそろこの時期だね』と声を掛けられることもある。少しずつ浸透と言うか、定着してきていると思う」と小山さん。「大切な人と、地元のお酒を飲むということが日常になるようにと思って始めたイベント。地酒の良さを知るきっかけになれば」とも。
参加はファクス(0267-92-3445)またはメール(jyouwa@excite.co.jp)で受け付ける。締め切りは登録店=9月5日、一般登録=当日正午。問い合わせは清水屋(TEL 0267-92-2044)まで。