松本・本町通りに7月7日、鉄板創作居酒屋「しなののてっぺん」(松本市中央2、TEL 0263-35-2177)がオープンした。
店舗面積は約28坪。開放的な店内はオープンキッチンを採用し、席数はカウンター=20席、テーブル=40席。コンセプトは「日本を元気にする居酒屋」で、「日本を明るく元気にするためには、まず一人一人が元気にならなければ」と同店を経営するまんてん(同)の栁澤健太郎社長。「居酒屋を『愚痴を言う場』ではなく、『夢を語る場』にしていきたい」と話す。
メニューは鉄板焼きが中心。「信州牛のサイコロステーキ」や「出汁巻きあんかけ」(以上680円)、「お好み焼き」「焼きそば」(以上各6種、680円~)など、鉄板で調理して席へ運ぶ。「本日のお造り」(3点盛り~、1,080円~)は築地からその日に捕れたものを直送。日替わりで旬の魚介類を提供する。アルコールは焼酎をメーンに、各種取りそろえる。
栁澤さんは諏訪市出身。高校卒業後はホテルの専門学校に進み、接客を学んだ。その後、「人と接するだけでなく、つながりを大切にして、人を元気にしたい」と考えるようになったという。そのころ、「居酒屋から日本を元気にしていく」をコンセプトに居酒屋を展開する「てっぺん」(東京都渋谷区)を知り、入社。東京と三重で4年ほど修業し、独立に至った。栁澤さんと共に、店長の巽裕亮さんや料理長の福田將さんも松本に移住し、店づくりを支える。「店名は皆で検討したが、学んだことを生かし、恩返しの意味も込めて同じ『てっぺん』を使わせてもらうことにした」と巽店長。
「てっぺん」の名物でもある「本気を引き出し、元気を爆発させ、最高の状態をつくる」朝礼を同店でも継承し、毎日開店前に行う。「自分自身と、誰かの心に栄養を与えることができるように、自分を最高の状態に持っていって、お客さまを迎えたい」と栁澤さん。「とにかく活気あふれる元気な店。しんみり飲みたいときには向かないかもしれないが(笑)、楽しく飲みたいときや元気になりたいときはぜひ足を運んでほしい」と話す。
営業時間は17時~24時(ラストオーダー)。朝礼は見学可能(毎日16時~、要予約)。