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松本で「ミナ ペルホネン」の企画展-木工作家とのコラボ作品も

さまざまなテキスタイルを使った作品が並ぶ会場

さまざまなテキスタイルを使った作品が並ぶ会場

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 松本のギャラリー「10センチ」(松本市大手2、TEL 0263-88-6210)で現在、デザイナーの皆川明さんが手掛けるブランド「ミナ ペルホネン」の企画展「ノコリ ノ アツマリ」が開催されている。

三谷龍二さんと皆川明さんのコラボ作品「ピクニックセット」

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 同展は、同ブランドのテキスタイルの残り布を使った作品を扱うショップ「mina perhonen piece,」で販売しているバッグや小物をメーンに集めたもの。バッグは、さまざまな色や柄のテキスタイルをパッチワークしてつないだものや、麻生地のバッグに大きな丸形に切り取られたテキスタイルを縫い付けたものなどが並ぶ。色とりどりのテキスタイルで作ったバッジは、大小の丸形、楕円(だえん)、四角の4タイプを用意。ほかに、端切れのセットやブックカバーなども多数そろえる。

 同店オーナーの木工作家・三谷龍二さんと皆川さんのコラボ作品「ピクニックセット」も。三谷さんは木の皿4枚と漆のカップ4個、パスタフォーク4本、トレー2枚を制作。皆川さんはそれらを収納する布のケースと全部を入れる大型のバッグを担当した。「トレーは2枚でチョウの形になり、裏返せばカッティングボードとしても使える。このケースは搬入のときに初めて見たが、とてもいいなと思った」と三谷さん。

 ディスプレーは皆川さんも手を掛けたという。「窓にピンクの羽のチョウのアップリケを貼ってもらったりした。これ、すごくいいよね」とほほ笑む三谷さん。「皆川さんはテキスタイルデザイナーでもあるので、そうして作った布がとてもいとおしいみたい。手間暇かけて作ったものだから、最後まで使い切りたいという気持ちからこういった作品を作っている」と話す。「皆川さんは昔、魚河岸でマグロの解体をやっていたと聞いた。マグロは捨てるところがないので、そのころから続いている気持ちじゃないかな」

 「松本で『ミナ ペルホネン』が企画展をやるのは初めて。皆川さんの中で松本は『北の街』のイメージがあり、北欧のイメージがある『ミナ』と通じるものがあって好きみたい」と三谷さん。「なかなかない機会なので、ぜひ」とも。

 作品は販売も行う。バッグ=4,725円~、バッジ=1,260円~、はぎれセット=1,050円、ピクニックセット=16万8,000円など。営業時間は11時~18時。入場無料。4月18日まで。

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