松本のホテルブエナビスタ(松本市本庄1、TEL 0263-37-0111)が4月1日、池田町の酒蔵「福源酒造」(北安曇郡池田町池田)と開発した「酒蔵スイーツ」の販売を始めた。
表面に酒かすを染みこませて焼き上げた「酒蔵ラスク」(490円)、アルコールの風味を抑え、軽やかに仕上げた「酒蔵サブレ」(420円)、ほのかに香る地酒の風味とショウガがアクセントの「酒蔵マシュマロ」(390円)の3種類。いずれも同酒蔵の酒かすを使う。
「ラスクとマシュマロは比較的しっかりお酒の風味を感じられる『大人のスイーツ』。サブレはお酒の味はほとんど感じないので、お子さまにも楽しめる」と同ホテル営業部広報・企画課支配人の長尾徹道さん。
同酒蔵は250年以上続く老舗。同ホテルの仕入れ業者の一つで「純米酒『北アルプス』はもちろん、シードルや甘酒の評判も良かった」(長尾さん)。同ホテルの総料理長が酒かすに着目し、「何か料理に使えないか」と相談したことがきっかけで商品開発が始まった。
スイーツ以外にも、今月3日には「月遅れのひな祭り企画」として「洋風 鶏と卵の親子雛ちらし」を限定販売。同酒蔵の酒かすを使った「塩酒かす」で漬け込んだローストポークをメーンに据えるなど、コラボは多岐に広がる。
スイーツは現在、同ホテル1階の「ホテルショップ&ペストリー パセオ」のみで取り扱っているが、今後は販路拡大に向けた準備を両社で進めていくという。「春にぴったりのスイーツに仕上がった。これからの花見のお供にもぜひ」
営業時間は10時~20時。