松本市内の飲食店5店舗で4月8日、福島県産の日本酒を飲み歩くイベント「城下町ほろ酔い散歩2012~福島編」が開催される。
開催は昨年10月に続いて2回目。前売りチケット(3,000円)を購入すると10杯飲むことができる(11杯目以降は1杯300円)。当日は、チケットを購入した店をスタート地点とし、指定されたルートで全5店舗を回る。各店舗で2蔵・6種類の日本酒を用意。当日限定の「おつまみプレート」(1,000円)も提供する。参加店舗は「厨 十兵衛」(大手4)、「風林火山」(中央1)、「ばんざい家」(同)、「アガレヤ」(中央2)、「NOMDOS(ノンド)」(中央1)。参加蔵は、曙酒造、合資会社会津錦、喜多の華酒造場、辰泉酒造、鶴乃江酒造、花泉酒造、松崎酒造店、宮泉銘醸、山口合名会社、大和川酒造店の計10蔵。
昨年夏、参加店舗の店主たちが「日本酒で復興支援ができれば」と企画。今回は前回同様「福島編」だが、今後は東北地方や、他地域の酒蔵を招いての開催も検討している。「全国各地のおいしい日本酒を飲んでもらいたい」と「アガレヤ」店主の千国正晃さん。「当初から年2回ほど開催したいと考えていた。きっかけが福島だったのと、『継続した支援をしたい』という思いがあるので、年1回は福島編にできれば」と話す。
前回は用意した90枚のチケットが完売するほどの盛況ぶりだったという。「チケットが足りなくなり少し追加したくらい。福島から来てくれた蔵元の皆さんも喜んでくれた」と千国さん。今回は酒蔵が2蔵、開催場所の飲食店が1店増え、開始時間も2時間早める。チケット購入者にはトートバッグも進呈。「前回よりさらに多くの日本酒を楽しめるようにした。松本ではめったに味わえない銘柄もあるのでぜひ」
開催時間は12時~19時。チケットは100枚限定で、各店舗で販売する(前売りのみ、当日券はなし)。