JR松本駅改札口付近に現在、合格祈願の絵馬掛けが設置されている。
恒例となった同駅の合格祈願絵馬掛け設置。受験シーズンである2月に行い、10年以上になる。設置するのは絵馬掛けと、学問の神様・菅原道真公を祭る深志神社(松本市深志3)の分社。分社には同神社の学業守護札をはじめ、紅白の合格祈願守り、同神社の名前が入った清酒などが供えられている。
絵馬は厚紙製。表面には「合格祈願」の文字と菅原道真公が描かれ、裏面には願い事と願い主を書く欄がある。ピンクや水色などさまざまな色のひもが付いており、好みの色を選べる。願い事は、自身や家族の志望校合格を願ったものが多いが、免許や資格の合格、オーディションの合格、甲子園出場を願うものも。中には中国語で書かれたものがあり、外国人の願い事も見られる。
設置から半月、絵馬掛けにはすでに300以上の願い事が掛けられている。「深志神社という、学業にゆかりのある神社の絵馬掛けなので、ぜひ願い事を書いていってほしい」と同駅営業助役の小林茂雄さん。「皆さんの祈願が成就するよう、社員一同願っています」とエールを送る。
絵馬の奉納は無料。設置は3月上旬まで。設置期間終了後は同神社でさらなる祈願を行い、焼納する。