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信大生が製作するデザイン軍手「軍手ィ」、松本で販売-収益で小学生に配布も

井上百貨店の販売コーナー。代表の小林さん(写真左)

井上百貨店の販売コーナー。代表の小林さん(写真左)

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 信州大学繊維学部(上田市)の学生が製作するデザイン軍手「軍手ィ(ぐんてぃ)」が現在、松本市内で販売されている。

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 カラフルなボーダー柄、チェック柄、イラストが入ったものなど16種類、2サイズを展開。11月から上田市、長野市、松本市で販売を開始した。同大生10人ほどで運営する「ハナサカ軍手ィプロジェクト」が製作。収益で子ども用の「ちび軍手ィ」を作り、3市の全小学1年生・約7000人への配布を目指す。目標販売数は1万組。

 11月3日から取り扱いを始めた井上百貨店(松本市深志2)では700組以上を販売。週末に学生が店頭に立つこともあり反応もいいという。「カラフルで目を引き価格も手頃。信大生が作っていることを知っている人もいて、応援する意味もあると思う」と同店服飾雑貨課次長の吉島誠さん。

 同商品は2007年、誘客を目的に上田市内の商店街などで無料配布。2009年には名前を「軍手ィ」として販売を始めた。同年、収益で子ども用を製作して同市の小学生へ配布。昨年は長野市、今年はさらに松本市を加え、販売・配布範囲を広げている。現在、3市合わせて5000組以上を販売。「これまでで最高のペース。『軍手ィ』を知っているという人も徐々に増え手応えを感じている」と、同大大学院1年の同プロジェクト代表・小林聡さんは話す。

 今年はAC長野パルセイロとの「パルセイロ軍手ィ」や、東京大学学生サークル「meems(ミームス)」との被災地の受験生応援プロジェクト「合格祈願軍手ィ」など、さまざまなコラボレーションも行った。今後は震災に遭った栄村の子どもたちに贈ることも検討しているという。

 1組500円。市内では同百貨店のほか、「[i]design club shop TO-YA」(中央1)、「fennel」(中央2)、「和来」(大手4)でも扱う。クリスマスごろには松本パルコでも販売予定。

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