松本・本庄に11月4日、パティスリー「Alegria(アレグリア)」(松本市本庄1、TEL 0263-39-5557)がオープンした。
店舗面積は約3坪。定番のショートケーキ「ガトーフレーズ」(350円)をはじめ、季節の果物を使ったケーキを中心に常時8~10種類を並べる。現在はマスクメロンを載せた「タルトフリュイ」(370円)や、鳴門金時を使った「鳴門金時モンブラン」(390円)など。
メーンは、3号サイズ(9センチ)の「2人ケーキ」(850円)。プレーン、チョコレート、キャラメルなど常時3種類ほどを用意する。「2人で食べるときに楽しんでもらえるように小さいサイズのものを作りたかった」とオーナー兼パティシエの御子柴将人さん。小さいサイズのホールケーキは型やデコレーションの手間と、価格の折り合いをつけるのが難しいという。しかし、高齢化、少子化で小型のケーキの需要が増える中、「価格を抑えて、気軽に買えるように頑張った(笑)『2人ケーキ』を店の定番にしたい」と話す。
御子柴さんは松本市出身。大阪、静岡で洋菓子店に勤務し、松本に戻りパン店に勤めた後、今年1月に独立。「La.Potピレネ店」(深志2)でケーキを提供したり、他に卸で販売したりしながら同店の準備を進めた。「ここはうちのケーキのショールームというか、イメージショップ」と御子柴さん。今後は卸や、他店オリジナルのケーキの製造なども行っていきたいという。「製菓の設備がないような店でも、その店のコンセプトに沿ったケーキをオリジナルで作っていければ」
オープンして1カ月。「予想以上のお客さんに来ていただいている。何度も足を運んでくれる方もいて、うれしい限り」と御子柴さん。「ケーキの種類は多くはないが、一つひとつを丁寧に、思いを込めて作っている。ぜひ利用してもらえれば」とも。
営業時間は10時~19時。月曜定休。