プレスリリース

【長野県東御市】東御市梅野記念絵画館・ふれあい館 特別展 “STRIPE” - 水平線 戦後80年 山田正亮と焼け跡の前衛

リリース発行企業:東御市

情報提供:


山田正亮《Work C.134》 1963年 油彩・キャンバス

山田正亮《Work C.56》 1960年 油彩・キャンバス

山田正亮《Work F.351》 1995年 油彩・キャンバス

開催趣旨
このたび東御市梅野記念絵画館では、特別展「“STRIPE”-水平線 戦後80年 山田正亮と焼け跡の前衛」を開催いたします。

戦後の日本では、時代を再構築する気運の中で、前衛作家たちは壊滅的な状況を乗り越え、革新的表現を生み出していきました。
さらには、新たな世代の表現者たちが歩みをはじめ、現代美術が形作られていく時代でもありました。

本展では、日本の抽象運動を牽引した長谷川三郎や吉原治良をはじめ、シュルレアリスムの実践者伊藤久三郎や浪漫の半抽象を描く菅野圭介など、梅野記念絵画館初代館長・梅野隆が、40年以上にわたって蒐集した梅野コレクションの中から、時代を象徴する前衛作品たちを紹介します。

さらに、戦後の憔悴した社会から出発し、独自の絵画実践で300点を超えるストライプ絵画を描き続けた孤高の抽象画家・山田正亮の作品を展覧します。
その絵はアメリカ・モダンアートと共鳴するかのような現代抽象の鼓動を感じさせる一方で、画面を紡ぐような繊細な色彩の調和はどこか日本的な美を宿しています。
戦後の前衛美術において特異な活動を示した山田は、1960年代のストライプ絵画が高く評価され、2016年には東京および京都国立近代美術館を巡回する大規模な回顧展が開催されました。

本展は、蒐集家梅野隆の理念を引き継ぐ梅野記念絵画館の、個人コレクター所有の山田正亮作品が見どころです。
そのため、これまでの未公開の知られざる作品も多数展示する貴重な機会となります。
戦後を取り巻く前衛画家の物語と、空間を包むストライプ絵画の美の調和をお楽しみください。
会期
令和7年9月6日(土)~11月3日(月・祝)
※休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
入館料
一般800円(団体700円)、中学生以下無料
※ナイトミュージアム開催日(10月7日は17時以降無料)
会場
東御市梅野記念絵画館 大展示室
主催
東御市梅野記念絵画館
展示の概要
序章  梅野コレクションの前衛
第一章 「空白」から静物、そして抽象へ 1948~1955 , 1956~1959
第二章 反復する絵画への到達 1960~1969
第三章 「集積された平面」へ 1970~1979
第四章 「円環」の成立 1980~1989 , 1990~1995
梅野コレクション作品10点および山田正亮作品・資料58点を展示
関連イベント
オープニング講演会 「山田正亮 ストライプの触覚―焼け跡の地平線と染織の記憶」
講師:岡部昌幸(東御市梅野記念絵画館館長)
日時:9月6日(土)14:00~
聴講無料
記念講演会 「20年後の山田正亮展 その人と作品について」
講師:神山亮子(府中市美術館学芸員)
日時:10月5日(日)14:00~
聴講無料
ワークショップ「グラスサンドアートで色の層をつくろう!」
講師:吉田禎(日本サンドペインティング協会公認インストラクター)
日時:10月5日(日) 午前の部10:00~ / 午後の部13:30~
参加費:700円
定員:各10名(要予約 / 梅野記念絵画館まで電話申し込み)





お問い合わせ
東御市梅野記念絵画館・ふれあい館
〒389-0406 東御市八重原935-1
TEL0268-61-6161  fax0268-61-6162  Email:umenokinen@ueda.ne.jp
展示内容・広報・取材・画像提供等について:学芸員 佐野 悠斗(さの ゆうと)

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