若葉会は長野県酒造組合加盟している酒造会社の若手の集まりです。酒造の品質や付加価値向上を目指すセミナーや勉強会を行う他、独自にイベントなども開催しています。若葉会が昨年から開催するこの品評会は、「山ほどのうまい酒」を合言葉に県内酒蔵が醸す地酒と、ご当地グルメとのマリアージュを競う他に類を見ない唯一無二の品評会です。審査員は一般から参加募集し、およそ150名(定員数)の参加者が、ご当地グルメと信州の地酒のマリアージュを審査します。
今年取り上げるご当地グルメは「信州プレミアム牛」。当日は信州プレミアム牛をはじめとする信州ブランド肉の生産や食肉事業を行う長野県農協直販の協力のもと、一流のシェフが調理する信州プレミアム牛を提供する予定。参加者は信州プレミアム牛を味わい、30蔵以上の信州の地酒とのマリアージュを審査します。
このイベントの目的の一つには、信州のご当地グルメと信州の地酒のマリアージュを競い、その結果を公開する事にあります。地域飲食店はこの結果を参考に日本酒やご当地グルメの付加価値に気付き、新たな提案に繋げてもらう事で、地域飲食業界の活性化に貢献していきたいと考えています。
また、ご当地食材を取り上げることで日本酒に関心の薄い層へのPRや、地域全体の話題作りも行っていく狙いもあります。
長野県の酒造業界の特徴は酒質の高さは当然の事ながら、その酒造数の多さであり、新潟県についで全国2番目の約80蔵が日本酒を醸造しています。品質においても、毎年5月に発表される全国新酒鑑評会での入賞数は、全国の中でも毎年上位に入り、更にイギリス開催のIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)のSAKE部門では数多くの蔵が毎年入賞しています。昨年(2024年)新たに設けられた地域賞では、長野県が受賞しています。しかし、若年層を中心として日本酒離れは深刻で、若葉会では日本酒を造るだけではなく、こうしたイベントを積極的に開催することで、日本酒・信州の地酒の味・おもしろさ・豊かさに気づいてもらい、新たな日本酒ファンの取り込みを目指していきます。
◇実施概要
開催日時:2025年9月6日(土) 3部制/10:00~、13:00~、15:00~
開催場所:シャトレーゼホテル長野(長野駅徒歩5分)
詳細・参加申し込みは長野県酒造組合のお知らせページから!
https://www.nagano-sake.or.jp/news/2025/08/2.html
◇主催 長野県酒造組合 若葉会
〒380-0921 長野県長野市栗田 西番場205-6