セブン-イレブン・ジャパン(本社=東京都千代田区)は4月30日から、松本の人気ラーメン店「らあめん寸八(ずんぱち)」(松本市筑摩、TEL 0263-28-7744)の「支那そば」をアレンジしたチルドカップ麺「冷たい中華そば」を販売する。
同社が同店とコラボレーションして商品を開発するのは、昨年秋に続き2回目。前回は目標の5万食を上回る10万食を販売した。
今回商品化したのは、同店看板メニューの一つ「支那そば」を夏向けの冷たいラーメンにアレンジしたもの。生の中太ストレート麺を使用し、トッピングには同店秘伝のしょうゆダレで煮込んだチャーシュー、自家製メンマ、煮玉子などが付く。ゼラチンで固めた酢も付き、よりさっぱりとした味わいを楽しむこともできる。濃厚な豚骨ベースが特徴の同店だが、「販売のタイミングと幅広い客層に食べてもらえるように、あっさり味のものをベースに商品開発を進めた」とセブン-イレブン・ジャパンの園田康清さん。
併せて、同店の「肉コショウご飯」をアレンジした「寸八ごはん」も販売。角切りにしたチャーシューにコショウとマヨネーズをたっぷりかけ、スライスしたゆで卵とホウレンソウをトッピングする。同商品はラーメンとは対照的に濃い味に仕上げた。「『あっさり』と『こってり』、両方楽しんでもらえたら」(同)。
今回はパッケージに、前回好評だったトッピング100円分サービス券と、3枚集めるとオリジナル携帯ストラップがもらえるプレゼント引換券が付く。Tシャツの形をしたストラップは、セブン-イレブンとのコラボということから、表面に「寸七」、裏面には「24時間営業中」とハートのイラストの中に「脂身」と記したユニークなデザインに。
商品化の話は今年1月、同社から「寸八」に持ちかけた。「ラーメンで松本を盛り上げよう」という思いを常に持つ店主・堀江勇太さん監修の下、試作・試食を繰り返してきた。堀江さんは「年配の方や子どもでも気軽に食べられるように作った。いつもの食事のような感覚で食べてもらえれば」と話す。
価格は、「冷たい中華そば」=430円、「寸八ごはん」=298円。4月30日からは松本・塩尻・大町エリアの76店舗で、5月12日から県内全352店舗のセブン-イレブンで販売する(「寸八ごはん」は松本・塩尻・大町エリアでのみ販売)。