アクセサリーデザイナー・小松美穂さんの個展「Happy power accessory」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas（ガルガ）」（松本市深志3、TEL 0263-39-5556）で開催されている。

新作のアフリカンビーズを使った作品

　ピアスやイヤリング、ブレスレット、ネックレス、リング、ヘアゴム、ブローチなどアクセサリー、約180点を展示。天然石やパール、アンティークビーズなどを組み合わせたものや、美濃焼タイルを用いたカラフルなもの、真ちゅうのシンプルなものなどが並ぶ。

　新作は、素朴さと力強さを合わせ持つアフリカンビーズを使った作品。アフリカンビーズの歴史と意匠をまとめた書籍を手にしたことが、制作のきっかけになったという。「ちょっと元気が出るような、大らかさと力強さが魅力。今だから引かれたのかもしれない」と小松さん。姉妹で営む雑貨店「yonematsu（ヨネマツ）」（梓川）に、アフリカの雑貨を扱う取引先があり、連絡して取り寄せた。「新たな素材との出合いは楽しい。実際に見ると、思ったより大きかったり、穴のサイズがまちまちだったりしたが、華やかで遊び心がある感じが新鮮だった」と振り返る。

　パワーストーンを用いた作品は、ブレスレットやネックレスなどを用意。「色の組み合わせを考えるのが好き。お守り的に愛用してもらえれば」と話す。アクアマリンやガーネット、ペリドットなど、それぞれの意味などを紹介するテキストも添えた。

　小松さんは、「accessory imo（アクセサリー イモ）」の名前で活動。同店での個展は12回目になる。展示が決まると、その店のオーナーを思い浮かべて作品を作るといい、「そうすると、自然とお客さんにも喜んでもらえるものができる」とも。これからの季節を意識して、軽やかなシャツやワンピースと合わせるなど、ディスプレーも工夫した。「全体的に華やかな雰囲気になった。身に着けることで、少しでもハッピーな気持ちになってもらえれば」と笑顔を見せる。

　価格は、ヘアゴム＝800円、ピアス、イヤリング＝2,000円～、ブレスレット＝2,800円～など。営業時間は11時～19時。月曜・火曜定休（4月29日は営業）。4月29日まで。