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まつもと市民芸術館で舞台「ハイ・ライフ」 東出昌大さんらがジャンキー役で

作品の魅力について語る流山さん(右)と日澤さん

作品の魅力について語る流山さん(右)と日澤さん

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 俳優の東出昌大さん、尾上寛之さん、阿部亮平さん、小日向星一さんが出演する舞台「ハイ・ライフ」が11月23日~26日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)実験劇場で上演される。

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 カナダの劇作家リー・マクドゥーガルのデビュー作で、世界各国で上演されている同作。2009 (平成21)年には映画化もされた。物語は、前科まみれのディック(東出さん)、刑務所帰りのバグ(阿部さん)、コソ泥のドニー(尾上さん)、女に貢がせてばかりのビリー(小日向さん)という、いずれも違法薬物に手を染めている筋金入りのジャンキー4人が一攫千金を狙い、銀行強盗を企てる姿を描く。

 4日には関連イベントとして、芸術館レクチャーシリーズ「舞台『ハイ・ライフ』は何故(なぜ)、人を惹(ひ)きつけるのか。」を開催。同作を初めて日本で上演し、以降何度も再演してきた「流山児★事務所」代表の流山児祥さんと、今回初めて演出を手がける「劇団チョコレートケーキ」主宰の日澤雄介さんが登壇した。

 「社会的にはかなり『悪い奴』が登場する。とても日本では生まれそうにない作品」と日澤さん。流山さんは「人間はみっともなく見えるところがかわいい。そこをどうやって見せるか。これまで6度上演したが、毎回違うものになる」と話し、初演に出演した、70歳を超える俳優らで再演を予定しているというプランも明かした。

 今回は、舞台の3面を囲むように客席を配置するため、座る場所によっても印象が変わるという。舞台上で4人は、話しながらずっと喫煙しているといい、「受付に成分表を貼り出す」という時代を感じさせる一面も。

 質疑応答では、参加者からキャスティングのポイントについての質問が寄せられた。「この人がこれをやったら面白い、これをやれる腕があるかどうかでお願いした」と日澤さん。俳優らもすでに松本入りし、本番までは現地で稽古を重ねていくという。「演技スタイルもバラバラな個性豊かな4人がどのような芝居を作っていくのか、どれだけ本気で遊べるか、とても楽しみ」と意気込む。

 23日、24日は14時開演、25日は13時、18時、26日は13時開演。料金は、一般=5,500円、U25=2,500円。チケットは同館チケットセンター(TEL 0263-33-2200)やチケットぴあなどで取り扱う。

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