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地元印刷会社3社が共同イベント ニーズ高まる自費出版を切り口に

ポスターを手に来場を呼び掛ける山崎さん(写真中央)

ポスターを手に来場を呼び掛ける山崎さん(写真中央)

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 松本市と安曇野市の印刷会社3社による共同イベント「Book Cafe-知ろう!つくろう!世界に一つのわたしの本」が4月13日・14日、アイシティ21(東筑摩郡山形村)で開催される。

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 同イベントは、電算印刷(筑摩1)、アサカワ印刷(野溝木工1)、第一印刷(安曇野市豊科高家)の3社が初めて企画。近年、ニーズが高まっている自費出版を切り口に、パネルディスカッションやワークショップ、自費出版の書籍の展示などを行う。

 エフエムまつもとによるパネルディスカッションは、ライフワークバランスをテーマに展開する。自費出版は自伝的なものが多く、「人生の棚卸し」のような面も持つことからテーマを設定した。実行委員会事務局で電算印刷の山崎悠さんは「自費出版が、人生を振り返りながら今後のことをあらためて考えるきっかけになることも多い」と話す。

 自身にこれまで起こった出来事を振り返る「人生グラフ」や、家族の思いを1冊の本にする「オリジナルお絵かき帳」を作成するワークショップも用意。書籍は日本自費出版文化賞受賞作品を中心に展示する。

 「自費出版は、県内での認知はまだ低いと思う。もっと身近に感じてもらえれば」と山崎さん。同社では2013年に自費出版専門の「クラフト舎」を立ち上げ、NPO法人日本自費出版ネットワーク公認の自費出版アドバイザーがサポートを行っている。これまで何度かイベントも実施してきたが、3社共同で取り組むことでさらなる認知度の向上を目指す。「自費出版=ハードルが高そう、という声も聞くが、実際に話してみると印象が変わる人も多い。興味がある人はもちろん、何となく気になっている人にも足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。パネルディスカッションは14日14時~。入場無料。

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