松本市で開催中の「セイジ・オザワ松本フェスティバル（OMF）」を歓迎する吹奏楽パレードと合同演奏会が8月20日、中心市街地などで行われた。

松本城本丸庭園での合同演奏会

　パレードは地元の小中学校を中心に、56団体、約2800人が参加。近年、スケジュールが合わずに参加できなかった地元高校の吹奏楽部も20年ぶりに登場した。OMFのロゴマークが入った白の帽子とポロシャツ姿で、伊勢町通りのMウイング前から松本城までを、華やかな音色を響かせながら行進。写真や動画を撮る人や、手拍子で迎える人などで沿道もにぎわった。

　パレード後には、松本城本丸庭園で38団体・約1800人が合同演奏を行った。今年は小澤征爾音楽塾で学んだ経験がある中国・北京中央音楽学院教授のユー・ルーさんが指揮を担当。テンポを合わせながら、「星条旗よ永遠なれ」と「信濃の国」を演奏した。

　世界的指揮者の小澤征爾さんが総監督を務めるOMFは、前身のサイトウ・キネン・フェスティバル松本から数えて今年で26回目。今月13日に開幕し、来月10日まで多彩な音楽プログラムを展開する。