松本の相澤病院スポーツ障害予防治療センター(松本市本庄2、TEL 0263-33-8600)が4月から中・高年向けとスポーツ愛好家・アスリート向けの「パーソナルトレーニング」を開始した。
中・高年向けパーソナルトレーニングは、健康や普段の運動習慣を見直したい人、衰えてきた体力を取り戻してウオーキングや登山を楽しみたい人、好きなスポーツを長く続けたい人などが対象。初回に運動歴や運動環境、目標や要望などのヒアリングを行い、体力向上のための運動を実践していく。
スポーツ愛好家・アスリート向けパーソナルトレーニングは、リハビリ後の競技復帰や技術力向上を目指す人などが対象。動作エラーや癖、筋バランスなどをチェックし、より効果的なパフォーマンスにつなげる強化トレーニングを行う。
同センターはスポーツ障害の予防・治療を専門とし、専門性の高い医師による診断と原因の検索、それに基づく理学療法士、トレーナーによるリハビリテーションを主体にした治療を行っている。リハビリテーションを終えた後に、「筋力や体力を取り戻して、以前のようにスポーツを楽しみたい」「筋力強化や身体のバランスを整えることで再発を予防したい」という人や、「競技復帰後、競技力向上までの一貫的なサポートが必要」というアスリートも多いといい、運動指導を担う日本トレーニング指導者協会(JATI)認定特別上級トレーニング指導者・繁田雅樹さんは「そういった需要の受け皿となるような取り組みができればと考えた」と話す。
理学療法士などの医療従事者と専門のトレーナーが連携し、同センターの豊富なノウハウを生かしたトレーニングができることが特徴。将来的には栄養や内科的疾患系部門とも連携しながら、地域住民の健康を総合的に支援する仕組みの構築を目指す。「トップアスリートは、県内で本格的なトレーニング指導に出会う機会が少ないと感じている。クオリティーの高い情報を提供する機会にしたい」と繁田さん。「10月の松本マラソンに向けて始めるのにもちょうどいい時期。実際に、エントリーした人にも利用していただいている。普段の運動習慣の見直しから、本格的なアスリートまで幅広い層に対応できるので、気軽に相談してもらえれば」とも。
料金は中・高年向け個人=4,000円、スポーツ愛好家・アスリート向け個人=5,000円、学生=3,000円。グループでの利用も受け付ける。
受付時間は9時30分~18時。土曜・日曜定休。