松本パルコ隣に、スペインバル「Paella＆Tapas Barta（バルタ）」（松本市中央1、TEL 0263-38-2166）がオープンして1カ月が過ぎた。

ランチタイムはワンコインでパエリアを提供

　店舗面積は約35坪、席数はテーブル・カウンター合わせて44席で、テラス席も設ける。本場のスペインバルをイメージした店内には、FCバルセロナの選手のサイン入りユニホームも。スタッフと客や、客同士がコミュニケーションを取れるようオープンキッチンにして、フランクでにぎやかな雰囲気を演出する。

　ドリンクは、ビール飲み放題プランとワイン20種飲み放題プラン（各980円、店内＝2時間、テラス席＝時間制限なし）を用意。いずれも500円増しで、スパークリングワインやサングリア、モヒートなども飲み放題にできる。

　ランチタイム（10時～15時）は、専用オーブンで焼く8種類のパエリア（500円）を提供する。ムール貝やアサリ、エビなどの魚介をのせる「いろいろ魚介」や「鶏肉とアスパラ」「ソーセージとキノコ」など。ドリンクやサラダ、スープ、デザートなどのセットメニューも用意する。

　ほかに、自社開発の専用オーブンで丸ごと1羽を焼き上げるローストチキン（980円）や、魚介やキノコなどのアヒージョ（480円～）、イベリコ豚のコロッケ「クロケッタ」（480円）なども。料理は一部を除きテークアウトにも対応する。

　運営は王滝（笹賀）。都内で3店舗を手掛ける遠藤商事（東京都渋谷区）が同社とフランチャイズ契約を結んだ。「地元の人からすると、『王滝＝和食』というイメージがあるかもしれないが、それにこだわらず幅広い客層を意識した展開を図りたい」と同社広報課の内田晶子さん。遠藤商事企画本部宣伝部・武居俊介部長は「フランチャイズは同店が初めて。安い・早い・おいしいが当たり前になるようにシステム化に力を入れている」と話す。

　オープンして1カ月。「先に注文して、買い物をした後に受け取るという人もいる。テークアウトや軽く1杯飲みたいとき、パーティーなど、さまざまなシーンで利用できる店だということをじっくり浸透させていきたい」と内田さん。武居さんは「飲んでつまんで楽しむ、本場スペインのバルを体感してもらえれば」と呼び掛ける。

　営業時間は10時～24時（金曜・土曜・祝前日は翌1時まで）。