長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」と雑誌「OZmagazine(オズマガジン)」が企画した街歩きイベント「春の松本のんびりさんぽ」が3月26日、行われた。
同イベントは、昨年11月の上田市での開催に続いて2回目。先月28日に「銀座NAGANO」で松本の街の魅力を紹介するトークイベントとワークショップを行い、その連動企画として、日帰りでの街歩きツアーを開催した。
当日は、首都圏の20~40代を中心とした女性14人が参加。今までに1300軒以上の純喫茶を訪ね歩いた、「東京喫茶店研究所」2代目所長・難波里奈さんが案内役を務め、中町通り~松本城周辺を散策したり、松本を拠点に活動する女性作家6人のユニット「PomPom(ポムポム)」を講師に迎えてワークショップを行ったりして楽しんだ。
ワークショップでは、オリジナルのノートを制作。メンバーが用意した、松本城、松本だるま、蔵造りの建物や町の風景、リンゴなど7パターンの図案から好みのものを選んで、シルクスクリーンを使って転写した。ノートには、「街歩きで使ってもらえるように」とメンバーのAkaneBonBonさんが書き下ろした地図も。和気あいあいとした雰囲気の中、参加者同士が協力しながら、ノートを作り上げた。
街歩きの最後は、「翁堂茶房」(松本市大手4)でのティータイム。現在、改装のため休業している同店だが、このイベントのために限定オープン。名物の「たぬきケーキ」や、4月末から同店で営業開始予定の「かめのや珈琲(コーヒー)」が入れたコーヒーを味わった。「どうしても来てみたかったので、本当にうれしい」と感動する参加者も。
「松本を案内するのは初めてだったが、目的や好みが似ている人が集まったので、楽しく回れた」と難波さん。横浜から参加した女性2人は「松本は初めて来たが、きれいな街並みで、のんびりできると思った。ぜひまた訪れたい」「父の地元なので何度か来ているが、見落としていたものがたくさんあると知った。また連休には家族で来て、新たなお気に入りを見つけたい」と振り返った。