映画「ガキ☆ロック」が、松本シネマライツ(松本市高宮中、TEL 0263-24-0122)で公開され、9月27日に主演の上遠野太洸さんと川村陽介さんが舞台あいさつに登壇した。
同作品は、人気漫画「ギャングキング」の作者・柳内大樹さんが、浅草を舞台に人情に厚い不良たちを描いた同名コミックを実写映画化したもの。生まれも育ちも浅草という主人公・志村源とその仲間たちが一人の女性を幸せにするために奮闘する姿を描く。東京では6月から公開されており、プロデューサーを務めた松本市出身の河野正人さんが「ぜひ地元でも見てもらいたい」と松本と長野で上映を行うことになった。
舞台あいさつでは、上遠野さんと川村さんが作中の衣装で登壇した。「東京から始まり、各地で上映していただきうれしい」(上遠野さん)、「松本にも呼んでもらって光栄」(川村さん)。撮影は昨夏に行われたといい、「(キャスト同士は)最初から打ち解けて仲良くなった。撮影期間は短かったが、その分、濃い時間だった」と振り返った。
「ぶっ飛んだ部分もありつつ、根っこには人情がある。そこに触れてもらって、皆さんから他の人にもその温かさが伝われば」と上遠野さん。「面白さだけではなくほろっと泣ける場面もある、愛してもらえる作品になったと思う。見ればきっと心が熱くなるはず」と川村さん。最後は観客向けにフォトセッションを行い、「皆で広めて、多くの人に来てもらって」とPRした。
同館と長野市の長野千石劇場で上映中。