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「おばあちゃんが伝えたかったこと」松本で上映-ドイツから監督招きトークも

「おばあちゃんが伝えたかったこと」

「おばあちゃんが伝えたかったこと」

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 NPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」は3月28日、「おばあちゃんが伝えたかったこと」の特別上映会をまつもと市民芸術館小ホール(松本市深志3)で開催する。当日はエラ・プリーセ監督が来場する。

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 同作はカンボジアのクメール・ルージュによる虐殺を生き延びた人々の体験を題材にしたもの。虐殺が行われた刑場跡「キリング・フィールド」近くにあるトゥノル・ロ村にカメラや機材を持ち込み、人々の記憶を掘り起こし、若い世代に伝えていくためにワークショップを行う。村人たちは体験を語るだけではなく、監督たちの思いを越えて、次第に映画製作に積極的に関わるようになっていく。

 昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭の「アジア千波万波」部門で上映された同作。「語ること、耳を傾けることによって生まれる表情の輝き。映画の輝きそのものといえるそんな表情を見せてくれた」と、コミュニティシネマ賞を受賞した。今回は、劇場公開に先駆けて東京、松本、高崎、名古屋、京都で特別上映会が行われる。

 当日は、上映後にエラ・プリーセ監督と映像人類学者の信州大学全学教育機構・分藤大翼准教授によるトークと質疑応答の時間を設ける。同賞の審査員も務めた同NPOの宮崎善文理事長は「地方で見られる貴重な機会。ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。

 上映は19時から。チケットは当日券のみで一般=1,000円、大学生以下500円。

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