松本で人気のハンバーグ店「ばくばく亭」、沖縄へ-長年の夢叶え

沖縄・北谷町に移転したばくばく亭

沖縄・北谷町に移転したばくばく亭

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 松本の女鳥羽川沿いで15年間営業し、昨年10月に閉店したハンバーグ&カレーの専門店「ばくばく亭」が沖縄へ移転、同じ店名「ばくばく亭」(沖縄県中頭郡北谷町北谷1、TEL 098-926-6888)で2月19日、オープンした。

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 松本で「ばくばく亭」がオープンしたのは1993年。ハンバーグをメーンにハンバーグカレーやハンバーグハヤシ、松本名物の「山賊焼き」などを一つ一つ手作りで提供してきた。

 店長の相澤好範さんが沖縄移住の準備を始めたのは2年前。若いころから南の島で暮らしたいという漠然とした憧れはあったが、それが現実味を帯びてきたのは5年前、次女の奈緒さんが仕事で沖縄へ赴任してから。年に数回、奈緒さんの元を訪れるようになり、その度に沖縄の自然と人に魅せられ、「ゼロからでもいいから、どうしてもここで仕事がしたい」と思うようになったという。

 沖縄の新店は、店舗面積約30坪、席数は約20席。コンテナハウスを改造したウッド調の店内からはビーチも見える。以前と比べると店舗は広くなったが、メニューはほとんど変わらない。ハンバーグカレー(1,500円)、チーズオーブン焼きハンバーグ(2,000円)など、すべてのメニューにフリードリンクをセットする。名物「山賊焼き」も「さんぞく焼き」として提供。「松本名物の『山賊焼き』を沖縄の人に食べてもらえるのはとてもうれしい」と話す。

 「せっかちな信州人の私たちはのんびりやさんの沖縄の人たちにびっくりすることもあるが、『郷に入っては郷に従え』。沖縄タイムというものに身を任せて、いつか『いい人生だった』と思えれば」と相澤さんは笑う。「自分のわがままで沖縄に移住したが、今ここに店を構えられたのは皆様のおかげ。ずっと松本店を愛してくれたお客様一人一人のこと心に刻み、新天地で頑張りたい。ちょっと遠い移転だが、沖縄旅行の際にはぜひ」と松本の人たちに向けてメッセージを送る。

松本名物「山賊焼き」とカレーが一緒になった「さんぞくカレー」(関連画像)

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