3カ月間に3人が月替わりで作品を展示する企画展「3PHOTOGRAPHERS,SOME PHOTOGRAPHS」が2月7日より、ギャラリー「tonico（トニコ）」（松本市中央2、TEL 0263-34-6621）で開催されている。

　同展は百瀬裕子さん、斉藤夏美さん、藤本雄一郎さんの3人のフォトグラファーによる写真展。月替わりでそれぞれの作品を展示する。

　7日から始まった初回は、百瀬裕子さんの作品が展示されている。雪景色をメーンとした作品が多く並び、そのほとんどは熱気球に乗って上空から見下ろした状態を撮影したもの。作品は「白」「青」「緑」の色彩を基調としたもので統一されており、店内の白色の壁が、冬の寒々しさと静けさを表現した作品をより際立たせている。過去の個展などで発表した作品をポストカードにしたものもあり、雪景色ではない動物や気球の浮かぶ空の作品も混じるが、全体の雰囲気に色相を合わせているため、メーンの作品とも調和している。

　「開催期間に合わせて雪景色をとお願いしたわけではないが、店内の白壁に合わせた写真を選んだら雪景色になったという」と、オーナーの山田綾さん。そのほか、何枚かの写真を分割し、黒の台紙に貼り付けたコラージュ作品や、今回展示した写真をプリントしたミニポーチなども。つるした写真の展示に使用しているオーナメントは百瀬さんの手作り。作品はすべて購入できる。

　営業時間は12時～18時（最終日は17時まで）。水曜定休（2月25日～27日休業）。入場無料。百瀬裕子さんの展示は3月3日まで。同展は4月21日まで。

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