松本市と安曇野市内で5月23日・24日で、「スプリングバスケットボールフェスティバル」が開催された。
主催のGBC(Global Basketball Concept)は2001年に市内のバスケットボール愛好者で結成。バスケットボールを通じてスポーツ振興とバリアフリー、松本市の活性化を目指し、2002年より毎年秋に3on3のストリートバスケットボールや、車いすバスケットボールの大会を主催している。
今回は、「秋以外の時季にも」との多くの声に応え、参加者のレベルアップとコミュニケーションを高めるため、通常のトーナメントのほかに子どもたちのためのバスケットボール教室やプロ選手との対戦などのイベントを盛り込み「フェスティバル」として開催した。
イベントにはシーズンを終了したばかりのbjリーグ現役選手も初めて参加。新潟アルビレックスBBから元日本代表の長谷川誠選手、水町亮介選手、富山グラウジーズの石橋貴俊ヘッドコーチが講師となり、子どもを対象としたバスケットボール教室「キッズクリニック」を開いたほか、一般参加者と対戦するチャレンジマッチも行われた。
3on3トーナメントには38チームがエントリー。23日は信州スカイパーク(松本市神林)内にあるストリートバスケットコートで予選を、24日は雨のため、当初予定していた松本パルコ前の中央西公園から堀金体育館(安曇野市堀金烏川)に会場を移して決勝トーナメントを行った。トーナメント終了後には、国体選手の臼井郁也さんなどが1対1のゲーム「1on1」で水町選手と、また優勝チームの「トントローズ」、準優勝の「W同盟」が、現役プロ・ヘッドコーチのチームと対戦した。
大会終了後、石橋ヘッドコーチは「バスケットボールを楽しむ心を忘れないでいてほしい。その心がバスケットボール界を大きくする」と参加者に語りかけた。
GBCでは今年秋にも8回目となる3om3トーナメントの開催を予定している。