塩尻の酒蔵「笑亀酒造」で蔵開き-今年はやわらかな味わいに

来場者にしぼりたての新酒が振る舞われる

来場者にしぼりたての新酒が振る舞われる

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 塩尻市の笑亀酒造(塩尻市塩尻町、TEL 0263-52-0302)で12月15日、酒蔵の「正月」でもある蔵開きが行われ、地元の住人や招待者に今年の新酒が振る舞われた。

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 朝10時より、造り酒屋の目印である「杉玉」の架け替えが行われ、青々とした真新しい杉玉がつるされると、続けて杉玉に魂を入れる神事が行われた。この杉玉は軽トラック2台分の杉の葉を使い、元社員2人で1週間かけて作られたもの。来年の蔵開きまでの1年間、酒蔵の顔として飾られる。その後、今年の新酒と自社の酒かすを使ったかす汁、奈良漬などが振る舞われ、来場者は搾りたての味を楽しんだ。

 「すっきりとした新潟のものに比べて松本平のお酒は、しっかりとした味のあるお酒。今年は穏やかな発酵で香りのいいやわらかな味わいに仕上がった」と同社の杜氏 丸山大輔社長。「今は純米酒が伸びてきているので、これからも特長のあるものを出して行きたい」とも。

 同社では清酒のオーダーメード「あなたのお米でお酒を造ります」として、持ち込んだ米を使ったオリジナル清酒造りのサービスも行っている。米の種類は問わず、30キロから受け付けており、30キロの米から1升瓶で30本の清酒が出来上がる。料金は30キロの持ち込みで9万円(ラベル・瓶代含む)。仕込みと搾りに参加することもできる。「農家の方が自分の水田で取れた米を持ち込んで来られることもある」と丸山さん。今シーズンの受け付けは1月20日まで。

笑亀酒造

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