一棟貸しの宿泊施設「tabi-shiro(タビシロ)LDK」(松本市中央1)が、松本駅近くの松本経理ビジネス専門学校隣に4月1日、オープンした。
市内城西のゲストハウス&ラウンジ「tabi-shiro」(城西1)を経営する小澤清和さんが、「みんなの実家」をコンセプトに、一棟貸しとして新たに展開。以前、隣の専門学校の校長が住居としていた物件を改装した。1階は約81平方メートルで、リビング、ダイニング、キッチン、2階は約73平方メートルで、ツインルーム2室と和室がある。利用人数は8人まで。
小澤さんが「tabi-shiro」を始めたのは2016(平成28)年。宿泊は観光客だけではなく、松本在住者や出身者が市外の友人を招く際に利用することも多いという。「ゲストハウスは消灯時間が決まっているし、他にお客さんもいる。時間を気にせず、友人と心置きなく過せるような場所があればと考えていた」と振り返る。
昨年6月、敷地内にある蔵の活用方法を相談された際に、10年ほど空き家になっていた同物件のことを知った。「tabi-shiro」とは徒歩7、8分という距離感も決め手になったという。もともと専門学校とつながっていた部分をふさぎ、壁を塗ったり床を張り替えたりしてリノベーション。蔵は以前、寺子屋として使われていたといい、残されていたそろばんの玉を飾りに活用するなど、遊び心も加えた。
スタッフが周辺の飲食店や土産物店、観光スポットなどをまとめた「タビシロマップ」も用意。地域の個性的な店主を紹介するインタビュー企画もSNSで発信している。「町を訪れる人と、町の営みをつないでいきたい」と小澤さん。松本市内出身者または在住者は料金が10%引きになる「地元割」も設定する。「松本に友達を呼びたくなる宿。より多くの人に、特別ではない『普通の松本』を体感してほしい」とも。
宿泊料金は1泊3万6,000円~。予約はウェブで受け付ける。